好きな音?
以前の記事で書いたように,かん吉は苦手な音,少なくともその音を聞いたらそこから離れようとする音は色々ある。逆に,好きなのではないかとも思える音がある。
リビングにあるアップライトのピアノの音だ。
誰かがピアノを弾くと,かん吉はその椅子の横で座っていたり,寝ていることが多い。
ピアノの音自体が好きなのだろうか。単に座っている人の横にいるのが好きというのもあるかもしれない。かん吉はソファに誰かが座っていても寄ってくることがある。ソファに座りながら首を撫でてあげることが多いからかもしれない。首をなでられるのは好きなようだ。
しかし,もしピアノの音色自体が好きだとしたら・・・音楽には種を越えて心地よいと感じさせる普遍的な物理的性質があるという,夢がある話につながるのではないか。逆にいうと,音楽というものはそういう生物学的な性質に沿うようにできてきたともいえるのではないか。
今のところそんなことを言える証拠は何もない。そしてこれからも得られないかもしれないが,かん吉を見ながらそんな想像を膨らませてみてもよいかと思う。
もし音楽の協和音的な性質が好まれるとしたら,思いっきり不快な不協和音を弾き続けたらどうか。家族がいるときはまずできないので,一人だけのときにこっそり試してみたい。