かん吉との日々

イヌとの生活を通して考えたことなど

苦手な音

かん吉には苦手な音がある。
 
最初から苦手だったのは,押すとキュッキュッと鳴るおもちゃの音。両手をぴたりと合わせて空気を入れ,キュッとするのも気になるようだ。拍手の音とか,破裂音系の音も嫌いかもしれない。
 
あとはカメラのシャッター音。スマホiPadでシャッター音を出して写真をとると,なぜか普段は入らないキッチンの方に向かって逃げようとする。これは我が家に来てから最初のうちはそうではなかった。子供が言うには,一時無理やり押さえて写真をとったのが嫌だったのだろう,ということだが,真相はよくわからない。
 
今ではスマホを出すだけでも逃げるようになってしまった。スマホを条件刺激とした恐怖条件づけが成立してしまったようだ。困ったもの。シャッター音が鳴らないカメラアプリを使わないといけない。
 
場にそぐわない音量の声を出されるのも少し苦手な気がする  (私もそうなので,自己投影かもしれないが)
 
ヒトでは最近話題になる,HSP (Highly Sensitive Person) と近いメカニズムがあるかもしれない。HSPは外界の刺激に人一番敏感な人のことを指し,先天的な気質だといわれているようだ。かん吉はどうだろうか。
 
自閉スペクトラム症 (ASD) でも感覚入力に対して過敏になるという話も聞く。聴覚刺激への敏感さにはイヌでもヒトと同様の個体差があるのかもしれない。